「猫背解消って、気合と根性なんですか?」
「重いコンダラって、必要ですか?」
いえ、『気合と根性』より必要なのは『イメージ力』ですかね。
それは客観的に、自分の姿勢を補正できる『イメージ力』と、
そして主観的に、自分の姿勢が良くなったなら、どんないいことがあるかを想像する『イメージ力』です。
20代・男性・Kさん。
学生時代から社交ダンスに打ち込み、今でも続けています。渋い趣味ですね。
自宅で何も無い所で転んで、左足首捻挫。
でも、それ以上に気になったのは、その姿勢の悪さです。
自称身長183cm、でも、179cmの自分より背が低く見えます。
「パートナーに合わせて、猫背になる必要があるとか?」
「いえ、競技中、姿勢は良いに超したことはないです」
確認すると、左の殿筋やら体幹やらが、軒並み働きが弱いです。
何もない所でつっかかった捻挫の、遠因もこれのようですね。
「以前左半身の怪我の経験って、何かありますか?」
「学生時代に同じ左足首を・・・」
やはり、怪我の後の『機能訓練』が足りなかったみたいです。
左足関節捻挫gradeⅠ 左前距腓靱帯 圧痛++ 腫脹+
最初は、圧痛腫脹が強い所にUS・ハイボルトコンビネーション。
5日もしないうちに、圧痛も腫脹もほぼ消失します。
「治りました?」
「ここからがようやくスタート、ですよ」
ここで終わりにしては、元の木阿弥。
「怪我を転じて福となす、御自分の弱点克服まで持って行きましょうよ」
「・・・実は、怪我する前から苦手なステップがあったんです」
ちょっと実演してもらいました。
言葉の表現難しいですが、あえて言うなら、蟷螂拳+フラメンコみたいな感じ。 ← あえて言い過ぎ
重心移動に難あり、と見ましたね。
続きます。
写真 足首用の簡易なサポーターです。
簡易だから、皆さんには無料で貸してます。
・・・大概戻って来ません(涙)。
または、とっても臭くなって戻ってきます(大涙)。
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