前回までのあらすじ →
「・・・実は、怪我する前から苦手なステップがあったんです」
社交ダンスが趣味のKさん、重心移動に伴って左膝が踏ん張りきれない悩みがあったみたいです。
ニーイン、ですね。それも今回の足首の怪我の遠因なので、一緒に克服してしまいましょう。
左下肢~体幹にかけてEMSを設置(ES-4000だと、一遍に出来て便利)、『機能訓練』の開始です。
1 四股を踏む
2 バランスボードの上で片足スクワット
個人的に、相撲の四股って万能筋トレじゃないかと思います。
ドローインまで平行してやれば、立派なシゴキ。 ← 問題発言
ちなみに自分の歴代好きな関取は、栃乃洋、琴ヶ梅、水戸泉。
俺にはこれしか無いっていう、不器用な位に真っ直ぐなお相撲さんが好きです。
怪我から約2週間で疼痛は完全に消失し、捻挫からの回復は終了。
さぁ、最後の仕上げです。鍛えておいた体幹の力が、本領を発揮します。
バランスボールの上にそれぞれ腰掛けまして、
「まずは、軽くドローイン」
「はい」
「骨盤立てて」
「はい」
「胸を開いて、肩を少ーし後ろに引く」
「はい」
社交ダンスや日本舞踊など、自分の体で何かを表現する方々は、言葉でのイメージを実際の動作に落とし込むのが大変上手です。見ててほれぼれするくらいに。
「で、頭を『がちょーん』と引く」
「?」
残念、これは伝わらなかった。
クレイジーキャッツはお呼びで無い? こりゃまた失礼いたしました。
「・・・鳩が歩くみたいに、頚を引いてみて」
「こうですか?」
「そうそう、そのイメージで立ち上がりましょう」
・・・よし、身長183cmに見えるようになりましたよ。
苦手なステップもお願いしました。
うわぁ、セクスゥィー! 格好いいなぁ。
やっぱり蟷螂拳じゃなかったみたいです。 ← 失礼
「今、左足首と左膝、十分に踏めてます?」
「ええ、以前はこの体重移動がつらかったんですが、今は大丈夫です」
懸案のニーインも解消しました。
左足首捻挫から2週間ちょっとで社交ダンスの練習場復帰。
練習仲間から、「背が伸びた?」「成長期?」と散々突っ込まれたそうです。
第三者から指摘される変化って、嬉しいですね。
御本人さんとゴールのイメージが共有できた、いい流れの施術でした。
写真 トレーニングに使用した、バランスボード・バランスディスクです。
昔、ド〇キでバランスディスクが780円、あまりの安さにルンルンで買ってきて、空気を入れて、乗ったとたんに「ぷしゅう」そんな時代もありました。
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