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【院内備品紹介 手ぬぐい】|上水戸接骨院ブログ

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「てめえ、一体何のために大学まで行ったんだ!」

写真 当院で稼働している手ぬぐいは、計4~500本位かな?
当院で手ぬぐいを使うのは、自分が柔道整復師になった筋道と関連があるのです。

自分の祖父と叔父は、指圧師でした。
家族代々と言うわけでは無く、祖父は祖母の体質改善のため、叔父は手に職つけるため、そんな理由です。
自分も多少の憧れはありましたが、そこまでやってみたい、と言うわけでは決して無かったです。

でも大学生活も後半戦を過ぎたある日、祖父にしみじみ口説かれました。
「お前と一緒に仕事をしたいなぁ」
東京の方での生活に息苦しさを感じていた事もあり、その言葉に魅力を感じました。

しかし、サラリーマンである父親は大反対、それが冒頭の言葉です。
「人間的に成長するためだ!」
「当たり前だ、成長しなかったら行かせた甲斐がないだろ!」
お互いに襟首つかみ合っているところに、お袋が半泣きで割り込んできた、そんな風景を今でも覚えています。

そんなこんなで大学卒業後、祖父の勧めで柔道整復師の道を選択、花田学園(日本柔道整復専門学校)に入学しました。
卒業、国家試験合格、資格取得、そして水戸市城南「わたひき接骨院」綿引徹先生に師事します。

今の自分があるのも、綿引先生のおかげです。
面と向かっては中々言えませんが、心から感謝しています。
不器用で覚えの悪い不肖の弟子に、厳しくも愛情のこもった指導の日々でした。
朝通勤時、自転車で千波大橋を渡る度に、
「この橋渡れば、俺に人権はない、人権はない・・・」
と毎朝つぶやいていたのも、今ではいい思い出です。
・・・師匠がこの文章読んでませんように(ー人ー)。

修行2年目の5月に叔父が、12月に祖父が、亡くなりました。

約束を守れなくてごめんねと、泣いて謝る祖母に、自分はお願いしました。
「二人が仕事に使っていた手ぬぐいを、全部とっておいてくれ」

二人の死後約5年、ついに上水戸接骨院を開業します。
そして手ぬぐいも、何年か振りに日の目を見るのです。

今自分は毎日、祖父と叔父と一緒に仕事をしています。
祖父の実直さと、叔父の朗らかさ、そして数年前に亡くなった祖母の優しさ。
それらを日々身近に感じながら、患者さん方々にお返ししています。

そして、毎日手ぬぐいを洗濯して干して畳むのは、両親です。
自分の経験上、手ぬぐいは100枚畳むのに3時間は掛かります。
霧吹きながら、しわ無く丁寧に畳んでくれる両親に、感謝です。

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