【ばね指再発 肩こり ES-5000使用感 70代 水戸市在住】
「また『ばね指』になったから、電気かけて～」
以前『ばね指』を克服しかけたKさんが、今日約１ヶ月半振りに来院しました。
→ http://www.kamimito.net/blog/post-289
しかも今回は左右指２本ずつ。
「・・・柔軟体操してました？」
「たまにやってたわよ～」
「左腕の動きは、病院で相談しました？」
「そんなの、診察で聞く暇ないもの～」
嫌な予感が、最悪の方で実現しましたね・・・
「この前の電気、スゴい良かったの、あれやって～」
１ヶ月半前はまだES-5000は無く、ES-4000のハイボルトで施術してました。
「あれの後継機があるんで、それでやらせて下さい」
立体動態波の出番です。
立体動態波ってのは施術家をダメにしますな。 ← なぜ上から
いや、楽すぎるんですよ、これ。
今までの自分は人様の痛みに対して、偏執的に立ち向かってきました。
やれ、本当の原因はここにある。
やれ、痛いところが悪いところじゃない。
やれ、いい影響をこっちから持ってくる。
やれ、筋繊維に対してハチワンダイブをする。
ところが立体動態波は、とにかく疼痛部位に当ててればいいんですよ。
腱鞘でもMCLでもMMでも肩甲骨上角でも、痛いとこに当てて５分もすれば、疼痛は消えるんですから。
・・・まるで自分の10数年間が否定されたみたいで、この２週間はどうにも気分がすっきりしませんでした。
今現在は、
「自分の今までの、痛みに対する変態性格のおかげで、この機械に巡り会えたんじゃね？」
と、ポジティブに解釈しています。
自分のポジティブは、ロジックありきです。我ながら面倒です。
『ばね指』の痛みと引っかかりは、立体動態波のおかげであっという間に消失します。ほんとスゴいよこれ。
さあ、問題はここからです。
「Kさん、『ばね指』と『肩こり』を克服したいですか、その場しのぎでいいですか？」
「そりゃあ、克服したいわよ～」
「正直、今日やった事は全部その場しのぎです」
「・・・」
各種徒手検査にて、体幹と左肩周りの筋力低下は、てきめんに確認できました。
「あなたの『ばね指』と『肩こり』の本当の原因は、ここにあります」
「・・・」
「この筋肉の働きを高めない限り、本当の克服は出来ません」
「私だって、毎日体操ぐらいしてるわよ！」
「その体操が正しければ、今頃あなたはどこも痛くないはずです」
「・・・！」
「自己流の体操が間違いだとは言いませんが、少なくとも、今のあなたの症状には合っていなかったんです」
「じゃあ、どうすればいいの！？」
次の言葉を口にするとき、自分は、相当の覚悟を持って患者さんに相対します。
「『機能改善』に付き合ってくれますか？」
患者さんの時間、費用、根気、すべてに負担が掛かります。
そして自分は、その付託に答えられるよう、魂を削ります。
EMS筋力トレーニング後、ご自分の体の踏ん張りや、肩頚周りの動きの変化に驚いたKさんは、次の『機能改善』の予約をして帰られました。
またお一人分、新しい覚悟を背負った自分は、今夜も『桜坂』を練習します。ボエ～～～
写真 ES-5000・ES-4000そろい踏み
EMS入りにくい筋には、３極が便利
一遍に全部使うと、たまに設定を間違えます（ナイショ）
風邪にそっと歌うよ、過去ログ一覧はコチラ
