腰痛、膝痛、繰り返す足首の捻挫。
更には、走力等の体幹連動にも有効。
そんな「柄トレ(仮)」にまつわる話です。
contents
1 瞬間、変態は変態に怯える
2「柄トレ(仮)」とは?
3(仮)に隠された真実
4 立位から腰を深く落とせない
1 瞬間、変態は変態に怯える
自称「関東北限のアスレティックトレーナー」仁平健一さん。
笑顔でアスリートの心身を追い込む、絶対変態トレーナーさんです。
そんな仁平さんが以前おっしゃっていたトレーニング法を、実際に体験してみました。
「いや、絶対に痛くて苦しいでしょ?」
「そーんな事ないですよ、ちょっと慣れるまで大変ですけど」
「仁平さんの『ちょっと』は、基本信じませんよ俺?」
「いえいえそんな」
と、車から取り出したのは、長さが様々な棒・・・柄(仮)です。
2「柄トレ(仮)」とは?
麺棒やら、ツルハシの柄やら、鍬の柄やらの上を歩くトレーニング「柄トレ(仮)」です。
目的は「体幹トレーニング」「神経伝達回路の賦活化」「足趾による重心安定性の獲得」。
それらを統合した『協調運動性の向上』が見込めます。
仁平さんの現場実践例ですと、ラグビー部の走力向上、野球部のバッティング技術向上、高齢者の歩幅拡大等に、実際の数字として表れたそうです。
当院ではさらに、体幹・臀部・大腿・下腿にEMSを装着して、足首や膝の働きの機能改善を目指す、という提案をします。
動画の後半に、仁平さんの解説でトレーニング中の留意点が録音されていますので、ぜひご参考に。
個人的にはトレーニング後、両膝から下が温かくなり、片足立ちの安定性がそれぞれ向上しました。
3(仮)に隠された真実
「なるほど、では10代のスポーツ関係から、お年寄りまで?」
「十分に適応可能です」
「お年寄りは、落ちる恐怖感なども?」
「柄(仮)を挟むように、タオルなどを厚めに敷いて」
さらに、例えばその競技等に必要な動きを、複数の柄(仮)の上で実践する方法もあります。
「EMSを付けてのトレーニングにもいいですねぇ・・・ところで?」
「はい?」
「なんで『棒』じゃダメなんです?」
「オリジナル元への配慮です(笑)」
「じゃあ『柄トレ(仮)』で(笑)」
という訳で、うっとしいですが「柄トレ(仮)」でよろしくお願いします。
「つかトレ」か「えトレ」かは謎です。
4 立位から腰を深く落とせない
そんな流れで、教わった「柄トレ(仮)」を当院の機能改善訓練に取り入れてみました。
80代女性・Sさん
日本舞踊の大家で、週に何度も上京して指導したり、御自身も国立劇場や歌舞伎座で表演なさる、出るとこ出れば凄い人です。
ウチにいらっしゃったなら、
「足がもげそうに痛いのよ」
「まだもげてませんねぇ」
そんな会話を交わすおばあちゃまです。
「正座をしないわけにいかないのよ」
変形性膝関節症の症状が強く、物理的に出来る訳がないのに、演武時に正座が出来るのが、正直自分も不思議です。
心意気は肉体を時に凌駕する、凄いお手本です。
立った姿勢から、深くしゃがみ込めないSさんのトレーニング風景です。
EMSを下肢加速筋群・減速筋群に取り付けて、柄の上でスクワットをしています。
回数とともに、段々深くスクワットが出来ているのが見て取れます。
「体幹に新しい刺激をどんどん取り入れましょう」
「まぁ、若返っちゃうかしら?」
「今の時点で同年代より遥かに若いですよ(笑)」
実際問題、完全に正座が楽になるのは難しいです。
しかし日本舞踊の更なる高みを目指す、出来うる限りのサポートをして差し上げたいです。
仁平の「へい」で「柄トレ」(へいトレ)ではいかが?
上水戸接骨院ホームページと
上水戸接骨院ブログトップはコチラ