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【肘内障 その2 Q&A 子供の肘抜け 水戸市在住】|上水戸接骨院ブログ

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当院がフェイスブックに投稿し始めて今現在、過去最大リーチ数となったお話が、肘内障の話題です。
それだけ、お子さんの肘内障に不安を感じるご両親が多いのでしょうか。
→ http://www.kamimito.net/blog/post-400

と言うわけでもう一つ、以前の事例を交えながら、肘内障の事をお話させて下さい。
・・・二匹目のドジョウ? な~んて人聞きの悪い。子供は地域の宝であ(中略)

Hちゃん・女の子・3歳・水戸市在住

当院の休診日に、お母さんに抱きかかえられて来院しました。
Hちゃん、人の顔見るなりギャン泣きです。
「子供が、左肘がまた抜けちゃったみたいで・・・」

我々柔道整復師に、
「人を見たら骨折と思え」という言葉があります(物騒)。
と言うわけで、自己診断があっても一通りの確認です。
一番用心しなければならないのは、子供の肘周りの骨折。
派手にすっころんで、勢いよく手を衝いた時にやりがちです。

そして、とても大切な事がこれ。
「誰か見てました?」

もし、お父さんお母さんご自身がその場にいなかったなら、目撃例を集めて下さい。
泣いてる子供は、絶対自分じゃ説明できませんからね。
パートナー、祖父母、保育園の先生など、痛くした瞬間を見てた大人の言葉が大切です。

「それが、保育園のお昼寝から起きたら泣き出したみたいで・・・」
「へぇっ?」
「どうも、左腕が体の下にあったらしいです」

これは自分も初めてのケースでした。
一度肘内障をやった子供は、くせになりまして、ちょっとしたはずみで抜けやすいです。
お手々繋いで野道を行く、鉄棒、バイバイ、服の脱ぎ着・・・色々ありましたね。

「これからも、ずっとくせになるんですか?」
「いやいや、」

大体小学校1~2年生くらいまでには、骨の作りがしっかりしますから、きっとその頃はもう大丈夫でしょう。
・・・まれに大人の肘内障もあるとは聞きますが、自分は今まで見た事無いです。

では、Hちゃんの左手の動きを、飴玉で釣って見てみましょうか・・・って。
ギャン泣きで完全拒否です。自分が手を伸ばすと、お母さんの腕の中で泣きながら、さらに逃げようとします。まいったなぁ。
でも、受傷機序、既往歴、疼痛緩和姿位などで、ほぼほぼ肘内障と鑑別できました。

さあ、左腕をふん捕まえて!
「わぎゃぁあああんん!!!」
よいしょ、コクン、よし、手応えアリ!
「ひぎゃぁあああんん!!!」
・・・まだ泣いてるなぁ。
「へぎゃぁあああんん!!!」
・・・まだ痛いのかな?
「うっく、ひっく、へっく」
・・・アメちゃんいる?
「・・・うん」
よっしゃ。

で、存分に飴玉で左腕を誘導して、動作確認も終了です。
湿布と包帯をしようにも、まだHちゃんは体に触らせてくれません。仕方ない、あきらめよう。

その後、Hちゃんのお母さんやお婆さんも当院に通院なさる様になり、その度にHちゃんも一緒に来てます。
最初の数週間は、
「もう帰ろう、早く帰ろう?」
と、自分完全嫌われモード全開でしたが、最近は仲良くなれました。
来る度に飴玉あげると、にっこにこの笑顔です。
その後も再受傷はしていないみたいですし、良かった良かった。

写真 以前話題にした、近所のスーパーで買う飴玉
→ http://www.kamimito.net/blog/post-341
これだけあれば、保育園全クラス対応可能ですよ~
しかし、ハイチュウは高級品です。子供には20年早いぞ、わぁ、こら、待て。

自分で食べても必要経費、過去ログ一覧はコチラ

→ http://www.kamimito.net/blog/

 

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