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【四十肩・五十肩を改善する前に、ちょっと思い出話】|上水戸整体院ブログ

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以前ご紹介したMさんから久々にお電話がありまして、来週の予約を頂きました!
いやぁ嬉しいなぁ。我々の仕事、心残りのある患者さんと再び御縁が繋がるって、滅多にある事ではありませんから。
・・・このブログ見た? いやいやまさか。
→ http://www.kamimito.net/blog/post-373

正直前回までは、自分にもためらいがありました。
でも次こそは、本当に自分のして差し上げたい『機能回復訓練』まで持って行こうと思います。
もう絶対、次はないのですから。Mさんも、自分も。

ここから少し思い出話を。
今から15、6年前、師匠の接骨院で修行が始まった頃の事です。
→ http://www.kamimito.net/blog/post-315

施術の「施」の字も知らなかった自分が、師匠の手ほどきで少しずつ、人様の『疼痛緩和』が楽しくなって来た頃。
でも自分は、施術の楽しさとは別に、いつも一抹の寂しさも感じていました。それは、
「もうこの人に会えないんじゃないか」という気持ちです。
自分のしている事ってのは、
「この人ともう二度と会わなくて良いよう、全力を尽くす」事なのです。

例えば料理人さんは、美味しい食事を提供して、また来店して欲しいですよね。
例えば美容師さんは、素敵なセットを決めて、また来店して欲しいですよね。
でも自分の仕事は、もう二度と会わなくなる事が、最善なのです。
誤解の無いよう、決してどの仕事が志や目標がどうなのかとか、そんな事は全然思ってません。

自分が一生懸命になるほどに、楽しい時間を過ごした皆さんとのお別れの時間が早く迫る。
それが毎日、泣きたくなるほど寂しかったのです。
ある日、自分はその気持ちを、とある患者さんのお婆さんにこぼした事がありました。
それに対するお返事を、今でも覚えています。

「会うは、別れの始めだよ」

・・・なんて潔い言葉なんだろう、「一期一会」よりも、悲しくて、しかも切れ味のある言葉だと思いました。

その日から自分は、
「この人とはもう二度と会えない」
と言う気持ちで施術するすることにしました。
毎回全力で笑い話をし、全力で痛みに共感し、全力で施術する。
全く寂しくなくなったとは言いませんが、少なくとも後悔はしなくなりました。

今でも自分は、どんなに忙しくとも、必ず帰る患者さんをお見送りします。
なぜなら、もう二度とお目にかかれなくなるかも知れないからです。
今振り返ると、人生において、
「ああ、これでもうこの人と二度会えないな」
と気付いた別れより、そうでない別れの方が遙かに多いはずです。
でも、一つ一つの別れに、後悔は全然ありません。
なぜならその直前まで、全てに全力を尽くしているからです。

さぁ、来週Mさんにお会いできる事が楽しみです。
それまでにもう少し、肩関節拘縮に対して復習しておきましょうか。

写真 今年になって行った、勉強会の未整理資料。
行っては行ってはずんずん積もる♪

追伸 先の言葉を頂いたお婆さんは、今でも元気だと師匠から聞いてます。
もちろん、自分は15年以上お会いしてません。
少しだけ、寂しいです。少しだけ。

(脳内BGM ドサ回り数え歌 竹原ピストル)

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→ http://www.kamimito.net/blog/

 

 

 

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