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【四十肩・五十肩で腕が上がらない人が陥った、効果の上がらない施術方針】|上水戸整体院ブログ

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「もう私、痛い手当は嫌です!」
だが、断る!!! ・・・と言えればねぇ。

正式名称・肩関節周囲炎。
40代がなったら四十肩。50代なら五十肩。
女性の場合は、たとえば60代の人に、
「ああ、これは五十肩ですねぇ」と言いますと、大変喜ばれます。
病は気からって言いますし。 ← 意味が違う

女性のその辺はアンタッチャブルですな。
自分のお袋も、随分長いこと自称『49歳』でした。
ようやく数年前から自称『59歳』になりましたが、根本的な問題解決には至っておりませんです。いやはや。
・・・あんた俺と同じ寅年の生ま、うわ、何をする、やめ(中略)

俗説
寅年生まれの女は男を(自主規制)
そういや弟の嫁さんも(自主規制)

閑話休題。
肩関節周囲炎の大変な所は、痛みもそうですが、関節拘縮。
動かす痛みや夜間痛は、半年~2年もすればかなり和らぎます。
問題は、固まってしまった肩関節の動きです。

50代・女性・Mさん。
発症は3年くらい前。結構前です。
昨年末他院にて肩関節周囲炎後の関節拘縮と診断され、その後数回施術を受けても思わしくなく、当院に来院なさいました。
前からバンザイ、斜め上45度。かなり症状は顕著ですね。痛みも多少あります。

「他所様に通院なされたのは、昨年12月と、年明け1月の2回だけ?」
「ええ、それで全然変わらなくて」
「そして、この3月からウチに」
「知り合いからの紹介です」
「その間、2ヶ月、いかがしてました?」
「いえ、忙しくて何も・・・」
ちょっと後々困った事になるかも、この時点でそんな予感はします。

「肩関節の拘縮は、覚悟が必要ですよ」
「・・・」
「動きを作り上げるのに、かなりの痛みを伴います。体操も、地味な割にはしんどいです」
「明日以降の仕事に、支障が無い程度にお願いできますか?」
「しっかりやった結果、約束は出来ません」
「・・・まずは優しく、お願いします」
来院最初の2回程は、優しい施術でした。
まずは、肩関節に超音波・ハイボルトコンビネーション。

写真 立体動態波のおかげで、最近めっきり出番の減った超音波・ハイボルトコンビネーション。
でも肩や膝、腰といった、内部に温熱を入れたい所に大活躍。

関節の中に温熱効果を生み出し、拘縮癒着に対しアプローチします。
そして、静かに静かにAKA。なるべく痛みが出ないよう、肩関節をそっと動かします。
さらには、ストレッチポールの上で胸郭を開く体操。
繋いだ輪ゴムを使って、弱い力の反復運動。
地味ですが、Mさんにはかなり新鮮だったようで。
「・・・自分なりに体操していたつもりでしたけど、今まで運動なめてました」
「でしょう? 結構大変ですよね」

そんな甲斐あって、前からバンザイが斜め上45度 → 30度くらいにはなりました。でも、
「痛みを伴わない施術では、ここが限界です」
一縷の望みを持っていたMさんの表情が曇ります。
「どうなさいますか?」
「・・・お願いします」

肩関節の中に温熱を入れた後、リリースの開始です。
腕をねじり上げながら、指でもって拘縮部位を引き剥がします。
痛いです。ホント痛いです。
途中、やめてくれって言われるくらい痛いです。

前からバンザイ 30度 → 真っ直ぐまであと15度!

数日後。
「さぁ、今日もしっかり行きますか!」
「いえ、今日は痛くなくお願いします」
「!?」
「・・・あの後、ずっと痛くて仕事に支障が出たんです」
「・・・そうですか、ならば」

更に数日後。
「今日はどうしますか?」
「今日も痛くなくお願いします」
「分かりました」

そして3週間後。
前からバンザイが、30度に戻っています。
「少し間隔が開いてしまいましたね」
「仕事が忙しくて・・・」
「ご自分でも体操は継続してました?」
「どうしても忙しくて時間が無くて・・・」
当初感じていた予感が、的中しました。

「Mさん、仕事がどんなに忙しくても、毎日歯磨きするでしょ?」
「・・・!」
「ダメですよ、日々の体操すらしない事を、仕事言い訳にしては」

その日もやはり優しい施術をして、Mさんは帰られました。
そしてそれを最後に、今日現在までもう当院には見えてません。

もちろん、仕事や日常を犠牲にしてまで施術をしましょうとは、絶対に言いません。
だからこそ、もっと自分の言動や施術の成果に説得力を備えたい、せっかく来て下さる方々の為にも、自分に対してそう思います。

ドS? いえいえ(自主規制)、過去ログ一覧はコチラ

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