ぎっくり腰を起こして整形外科を受診し、安静にしているようにと指導を受けて2週間、飲み薬と湿布だけで未だにつらい思いをしているKさん。
一体何が良くなかったのでしょうか。
「動かなさすぎましたね」
「いや、でも・・・」
「安静にしているのと、何もしないで横になっているのは違いますよ(笑)」
ぎっくり腰は背中~腰回りの筋肉が、強く引き締まっている状況です。
そんな最中に、ただただ湿布を貼って寝ていても、筋肉は伸びやかにはなりません。
「じゃあ、痛いのに動け、と?」
「いや、決してそうではなくて、」
突然のぎっくり腰対策は、
1 まず、なるべく痛みを収める
2 次に、痛くない範囲で体を動かす
3 そして、筋肉の引き締まりの解消を目指す
4 やがて、予防の為に姿勢や生活習慣を見直す
残念ながらKさんは、その入り口にも辿り着いてはいなかったのです。
最初の5日間は、超音波・ハイボルト電流コンビネーション療法にて、腰の痛みをざっくりと解消しました。
だいぶ動きが楽になって来たので、いよいよ体操開始です。
「もう治ったんじゃないですか?」
「いえ、まだこの段階は、当座をしのいだだけですから」
そう、ぎっくり腰を繰り返さない体になるためにも、ここからが大切なのです。
渋るKさんにハーフストレッチポールを使って貰い、更に2週間、体幹の筋肉のトレーニングをお願いしました。
以前当院から、Kさんの奥さんがハーフストレッチポールを購入した事があり、ご自宅で奥さんが良く使っていた事も幸いし、Kさんもその後、毎日丁寧にトレーニングを続けました。
その甲斐あって、ついにKさんはぎっくり腰を克服したのです。
よく、
「ぎっくり腰はクセになる」
だなんて話を聞きますが、
「クセになる、のではなく、あなたがクセにしてるんですって」
と、声を大にして言いたいです。
あなたの弱みの克服のお手伝い、当院がさせて頂きますよ。